ゼロの軌跡

作:澄川 櫂

15.血染めの反旗

「アルバート・デュラン、リック・ディアス出る」
 作戦開始のサイレンが鳴るのとほぼ同時に、シャクルズに乗ったグレーのディアスは、彼方に小惑星を望むソロモン海へと飛び出していった。それを契機として、各参加艦艇のカタパルトより、次々と解き放たれるモビルスーツ。スラスターの吐き出す光が、漆黒の宇宙に青白い弧を描いてゆく。
 シャクルズはプロペラントタンクにブースターを取り付けただけの、無人の宇宙艇である。モビルスーツ一機を戦闘宙域へ運ぶための機体で、足先を差し込んで固定するマウンターの形状とも相まって、パイロットや整備員達の間では“下駄”の愛称で呼ばれている。
 デュラン機以下の攻撃部隊は、そのいずれもがシャクルズを履いていた。モビルスーツ本体の燃料を温存し、活動時間を延ばすために。
 航続距離という意味では、必ずしも下駄を要する作戦ではなかった。増漕したモビルスーツであれば、想定戦闘ポイントへは単体で余裕をもって辿り着くことができる。にも関わらずシャクルズを用意したのは、艦隊を急襲するためだ。
 敵の数が多い以上、一気に大物を叩いてケリを付けるしかない。故に、シャクルズの推力を生かして短時間で到達し、艦艇を沈めようというのである。
 もっとも、ティターンズ残党の側でも、その可能性に気付いていることだろう。艦隊はモビルスーツ隊を既に展開していると見るべきだった。
 堅固な迎撃網をかいくぐるには、小回りの利かないシャクルズは却って仇となる。ミサイル代わりに放つなど、下駄も使い方によっては戦艦を沈める有用な武器となるのだが、今回の作戦では敵艦隊が見えた時点で乗り捨てる手筈となっていた。迎撃のモビルスーツ部隊にぶつけるくらいはできるかもしれないが、それももったいない話である。
『では、デュラン大尉』
 そんなことを思いながら機を操るデュランの耳に、無線で呼びかける声が響いた。「ああ」と応えるまもなく、左手を行くデブレツェン隊の一機、ホーガン中尉操る角付きのチャイカが、軽く右手を挙げて左へとそれる。
 ハスラー艦隊との連合に先だって、エゥーゴより秘密裏に譲渡されたチャイカは、本作戦が実質的なデビュー戦となる。
 旧公国軍のゲルググを思わせる意匠は、設計ベースとなったディジェに由来するものと聞いた。が、いざ旧公国軍直系のハスラー艦隊によって運用される姿を見ていると、当初からこのために用意された機体のように思えてならない。
 ホーガン機に続くのは、角なしのチャイカが二機と、ハスラー艦隊によって可変機構を取り払われたガザC改の部隊。そして、ボティ中尉率いるエゥーゴの一中隊である。
 ライフルを軽くかざして別れるボティ機に挙手で応えると、デュランは機を右手方向に流した。彼の指揮下にある機体が、それに倣って後に続く。エゥーゴとアクシズの連合部隊は、下駄履きの不自由を感じさせない鮮やかさで、次々と編隊を組みつつ、一路、戦場を目指すのだった。
 だが、それらモビルスーツ部隊の中に、ゼロをはじめとする可変モビルスーツの姿はない。なぜなら、彼らの足は長くて速いため、十分ほど出撃を遅らせなければ同時に仕掛けることができないからだ。
 プロペラントタンクを装着したゼロ、メタスⅡ、それにデブレツェンのガザCは、アーマー形態のまま、カタパルト上で出撃の時を待っている。
「……ねえ、フィル」
 最終チェックを全て済ませたゼロのリサは、厳禁と解っていながら、フィルのネモに回線を繋げた。艦隊直援である彼の機体は、いまだデッキ内にて待機中だ。
『なに?』
「さっき、デッキで大尉と何を話してたの?」
『えっ? あ、べっ、別に、何でもないよ』
 なぜか泡を食ったような反応が返ってくる。
『ハハハ。そんなんじゃ「何かありましたよ」って言ってるようななもんじゃないか』
 それを聞いていたらしいトニーの笑い声が機内に響く。リサも思わず笑いながら、何事か反論しかけるフィルの声に被せていた。
「ほんと、よけい気になるじゃない」
 と、
『コラコラ、おおっぴらに私語をするやつがあるか』
 管制官から茶々が入った。そこで初めて、オール回線がオンになっていたことに気付くリサ。
「げっ、やば!」
『……これ、もしかして、艦内中に流れてたの?』
『あっはははは! それじゃあリサ、またあとでな』
 トニーの大笑いを最後に、カージガンを束の間賑わした声は途切れた。元の緊張を取り戻すブリッジ。苦虫を噛み潰していたステファンが、ようやく口を開いて会話に戻る。
「……で、コンペイトウの動きはどうだ?」
「いくらか艦隊が出たようですが……静かなもんです」
「連中、お得意の日和見を決め込むつもりですかね?」
「かもしれんな」
 コンペイトウの方角に向かい、忌々しげな視線を送るステファン。連邦軍内部の対立に関して言えば、ティターンズ本体が壊滅してもなお、中立を標榜していた連中だ。協力表明が口約束で終わる可能性は十分にある。故に、彼の艦隊はコンペイトウを当てにしない道を選択した。
(それでも、余計な仕事を増やさんだけましか……)
 意気地のない正規軍の実態を思えば、遠巻きに囲んで降りかかる火の粉を払っている程度がちょうどよいのかもしれない。
 だがこの時、その認識を遙かに上回る事態が生じていたことを、彼らはまだ知る由もない。

 話は若干遡る。
「ええい!」
 地球連邦軍コンペイトウ鎮守府司令、トーマス・ウォルター少将は、幅広の肘掛けに両拳を打ち据えた。
「一二戦隊はまだ出撃しないのか!」
 デスクに掌を叩きつけながら立ち上がり、怒声を轟かせる。出撃を命じてからはや一時間。第六、七、九の各戦隊はとうに出撃したというのに、最後の第一二戦隊だけが、今もって港内に留まっているのだ。
 居並ぶ士官やオペレーター達が一斉に手を止め、司令席の様子を伺う。わざわざ振り仰いで確認するまでもなく、少将の怒りのほどは明らかだ。互いに視線を交わす彼らの顔が、ほどなく一人に集中する。
 第一二戦隊の担当班を束ねる中尉は、それでもなお躊躇っていたが、少将の傍らに立つ大佐に無言で促され、ようやく観念した。
 立ち上がって姿勢を正し、恐る恐る報告する。
「それが……。不具合が解消しないため、出撃できないと繰り返すばかりで……」
「なんだと!」
 案の定、激昂するウォルターの様子に首をすくめる中尉。コンペイ山の狸司令とあだ名されるほど、のらりくらりと内乱の荒波を乗り切った人物にしては珍しい姿だったが、それを口にしたところで始まらない。
「もういい、儂が直接話す。回線を回せ」
 彼の困惑をよそに、ウォルターはインターカムを手元に引き寄せた。卓上のディスプレイを起こし、席に腰を降ろす。もっともその頃には、狸の呼び名にふさわしい落ち着きを取り戻している。
 トーマス・ウォルターが治めるコンペイトウ鎮守府は、グリプス紛争——地球連邦軍を二分した内乱——に際して、局外中立を貫いた。それは、ティターンズが実質的な連邦軍であった頃も、エゥーゴが軍上層部に食い込んだ現在でも、変わることなく続いている。
 にも関わらず、ウォルターが狸と呼ばれるのは、各派に同調しようとする部下の動きを黙認したからだ。大勢に影響を及ぼさない限り、ウォルターはそのような活動に対していっさいの干渉をしなかった。むしろ、部隊個々の独立した行動を巧みに利用することで、政治的な難局を切り抜けたのである。
 巨大な官僚組織に生きる将官にとって、それはある種の本能であるかもしれなかった。彼が中立を標榜したのは、ジオン残党の動向が定まらぬ時期に内輪で揉める馬鹿がいるか、という至極真っ当な理由からだ。もちろん、それは彼の信条に他ならないし、消耗を免れた鎮守府の部隊が、ネオ・ジオンに対する一定の抑止力として作用したのも事実だ。
 だが、連邦軍内部の勢力争いという図式で見たとき、ウォルターの行動は老練な政治家そのものであった。自らの手を汚すことなく、影響力を行使できるほどの戦力を温存した、したたかな将軍。取り立てて野心を持たない彼にとって、そのような評価はさぞかし不本意だろう。
「ずいぶんと手こずるものだな」
『なにぶんにも、ゲートを完全に塞いでしまっておりまして……』
 そんな鎮守府司令直々の皮肉混じりの問いに、第一二戦隊の指揮官は、中佐の階級章をいじりながら恐縮の体で答えた。機関の不調を理由に哨戒任務を切り上げた同戦隊所属の巡洋艦が、入港中に舵を失い、ハッチ内で尻餅をついたのである。幸い、艦、港湾設備共に損傷は軽微だったが、艦底をこすった衝撃で機関が停止したために、問題の艦は横向きにつかえるような格好で動けなくなっていた。
 ウォルターが出撃を命じた直後の出来事である。その時点で優先ゲートの使用を諦め、多少手間をかけてでも他のゲートから出港させれば、充分間に合ったはずだ。が、第一二戦隊は、なぜか当該艦の自力復旧に拘った。
『機関さえ始動できれば、艦体の立て直しもたやすいのですが』
 この期に及んでもなお固執する姿に、ウォルターは思わずこめかみを押さえる。
「ならばいっそ、モビルスーツで押し出せばよかろう。なんなら応援を回してやる。多少手荒にしても構わんから、さっさと港口をあけて出撃しろ」
『しかし』
「自力で動けぬ艦に用はない」
『……了解しました』
 にべもなく命じるウォルターに、敬礼を返して通信を切る中佐。そこに不承不承の色を感じ取ったウォルターは、小さく嘆息すると、立ち上がって副官に声をかけた。
「スミス、しばらく任せるぞ」
「どちらへ?」
 それまで無言を通してきた金髪の大佐が、初めて声に出して尋ねる。ウォルターより頭二つほどの長身だが、控えめな物腰がそこまでの差を感じさせない。それでも、時に彼の秘書役を務めるだけのことはあって、静かな中にも予定を仕切ろうとする意志が感じられるのだった。
「監督だよ。あの様子では不毛な努力とやらを続けかねんからな」
 そんな副官に苦笑混じりに答えて、制帽を手にするウォルター。彼の記憶が確かなら、先ほどの中佐は親ティターンズ派のはずだ。ウォルターの表情が曇る。
 中佐のやりようは明らかにサボタージュだった。これまでずっと中立を維持してきたウォルターが、唐突に方針を転換してティターンズ残党のワーノック艦隊を討つと決めたのだから、部下の間に戸惑いが生じるのは仕方ない。反発もある程度予想できた。だが、まさかこのような形で露呈しようとは……。
(好きにさせすぎたツケが回ったか)
 失敗を悔やむと共に、ティターンズが拠り所とした“地球至上主義”の吸引力の高さを改めて知り、眉をひそめる。地球生まれの連邦軍人に対し、ティターンズの行った非道な振る舞いさえ正当化出来るだけの理論を与える、危険な思想だ。
 彼にとって、ティターンズとは既に終わった存在である。にも関わらず、今日までワーノックの動きを黙認したのには、理由があった。
 ハマーン・カーン率いるネオ・ジオンの侵攻に対し、ワーノック軍は真っ向から反発した。連邦に居所をなくしても決して迎合することなく、時には自ら仕掛けるなどして“ジオン残党狩り”組織としての矜恃を貫いたのである。対ネオ・ジオン戦という観点からすれば、ある種の防波堤として機能したと言ってよい。
 故に、ウォルターはティターンズ本体が壊滅しても局外中立を維持した。ネオ・ジオンという外敵が存在する以上、わざわざ戦力を割いて掃討戦を行うのは無意味だ。いたずらに消耗すれば、却って彼らを喜ばせる結果につながる。いくらかでもネオ・ジオンと戦ってくれるのなら、そのまま放っておけばよい。
 が、それは同時に、外敵さえいなくなれば、彼らの存在は悪害以外の何物でもないことを意味していた。狭量な思想や思考は軍人に限らず忌むべきものだが、武力を背景に持つ軍人のそれは、暴走しやすいという性質を持つ。無益な争いの火種は、暴発する前に消し去るべきだ。
 実戦慣れしたワーノック軍を排除するには、それ相応の戦力を要する。正規軍の練度が低い以上、経験値で遙かに勝るエゥーゴを利用できるうちに叩く必要があった。
 エゥーゴの実働部隊がその参謀本部の指揮下を離れ、独自に行動していることはウォルターも承知している。自身の立場を考えれば、このタイミングで彼らと協力するのは得策ではないかもしれない。
 だが、この機を逃せば、軍の混乱はますます長期化する。それはそのまま、他の反抗勢力に付け入る隙を与えるということだ。同じ轍を踏み、第二、第三のネオ・ジオン台頭を自ら招き寄せる。これほど愚かしいことがあろうか。
 中立の看板を掲げる時は過ぎた。失われた統制を取り戻すため、我が軍は打って出る。ティターンズの根を絶ち、返す刀で分離勢力を削ぎ落とすのだ。
(ラレフ、悪いが利用させてもらうぞ)
 旧知のカーターが率いるエゥーゴもまた、統制外の組織であることに変わりない。役目が終わればいずれ退場を迫ることになる。が、今はまだ、そのときではない。こちら側の戦力として、ワーノックの艦隊と派手に噛み合ってもらわねば困る。
(お前のことだ。引き際をわきまえているとは思うが……)
 エゥーゴの主張はティターンズほど過激なものではない。だが、連邦軍と一線を画した立場であり続けるところに問題があった。
 独自戦力は、いずれ紛争の火種となる。いかに穏便なやり方であっても、そのまま残すわけにはいかない。
(いくらかは潰しあってもらわねばな)
 本音を言えばそうだ。が、利害が一致する以上、エゥーゴからの協力要請を断る理由もなかった。そう、協力——支援という意味では。
「先行の第六、第七戦隊には、距離に注意するよう伝えろ。第九戦隊は第一二戦隊の出撃を待って右翼に展開。ワーノック艦隊の侵入に備える」
 制帽の被り具合を確かめると、ウォルターは言った。
「エゥーゴが存分に決戦できる舞台を整えてやれ。我らが一機たりとも討ち漏らしを逃さぬ陣を布けば、連中とてやりやすかろう。彼らの援護はその後だ」
 ティターンズ残党の掃討には万全を期すものの、エゥーゴへの支援はあくまでも成り行きを装う。それが、ウォルターと彼の幕僚が出した結論であった。
 どのみち、コンペイトウに向かっているワーノック艦隊が針路を転じない限り、彼らとの戦闘は避けられないのだ。その敵性艦隊に仕掛けるエゥーゴと一時的な共闘関係になったところで、何の不都合があるだろう。
「良いな? 大佐」
「は……」
 確認するウォルターに、言葉少なに応えるスミス大佐だったが、
「ですが閣下」
「ん?」
「閣下がわざわざ督促に赴くには及びません」
 と続けた。歩みかけたウォルターの行く手を遮るようにして、体を寄せる。怪訝そうに眉をひそめるウォルターの顔色が変わったのは、直後に腰に突きつけられた感触ものの正体を悟ったからだ。
「スミス……?」
「第一二戦隊はもう間もなく出撃を完了します。ことが終わるまでそう長くはかかりません。閣下には別室にてお休みください」
 ウォルターが目を剥くのと、マシンガンの音色が轟くのは同時だった。次々と雪崩れ込む黒制服の男達が、衛兵の虚を突いて一気に司令部を占拠する。
「全員、その場を動くな」
 凍り付いた空気を斬り割くように、その声は響いた。通路の逆光を背に悠然と足を踏み入れる人物が、残弾を確認しながらゆっくりと姿を現す。
「現時刻をもって、コンペイトウ鎮守府は我がティターンズの傘下に入った。異議は認めん。抵抗する者は粛正する」
 弾倉を戻し、口元に会心の笑みを浮かべた少佐が、高らかに宣言する。その顔を認めたとき、ウォルターはようやく全てを悟った。
「……エドガー・キボンズ」
「ご無沙汰であります、閣下」
 彼に名を呼ばれたティターンズ参謀は、慇懃に、形だけ頭を下げてみせる。
 連邦正規軍時代にウォルターの指揮下にあったキボンズは、同じく長年に渡って彼の右腕を努めてきたハロルド・スミスと親しかった。意見の相違から属する組織を違えたものの、その友情は変わらず、現在に至るまで交友を保っていたことをウォルターは知っている。
 ただそれは、決して共闘に結びつくようなものではなかった。協力を求めるティターンズの使者には二人の友情に訴える者も多く、ウォルターもスミスが個人的にティターンズに参加するというのであれば、あえて止めようとは思っていなかった。だが、他ならぬ当人自身が、連邦軍同士で争うことの無意味さを説いて悉く一蹴してきたのである。故にウォルターは、彼を親ティターンズ派とは見なさなかったのだが……。
「ネオ・ジオンという外敵がなければ話は別、と言うことか。そうなんだな? スミス」
 目線のみ振り向いて詰問するウォルターに、スミス大佐は無言で応えた。鋭い彼の視線を真正面から受け止める。
 ややあって、突きつけていた拳銃を懐に納めると、
「私なりに、事態を早期に解決する術を選択したまでです」
 抑揚のない声で静かに言った。その声音になにかしら秘するものを感じるウォルターだったが、被せるようにして投げかけられるキボンズの言葉に、微かな印象は瞬く間に霧散する。
「ハロルドはあなたと違って賢明ですよ」
「なに?」
「真に戦乱のない世界を築くためには、他を圧倒する強さが必要だ。いかなる反抗も鎮圧できるだけの力がなければ、これからの地球圏は治まらない。その礎となる道を、彼は選択した」
「貴様!」
 激昂するウォルター。
「その考えこそ、紛争を呼ぶ元凶であるとなぜ気付かん」
 キボンズの胸ぐらを掴んで詰め寄る。前後を忘れ、彼は決定的な一言を口にしていた。
「我が訓戒を忘れるほどに落ちぶれたか!」
「——日和見に言われる筋合いはない」
 その手をやんわりと払いのけながら、不快感も露わにキボンズが言う。それに、と続ける両眼が、冷ややかな光を宿したまますっと細くなる。
「逆らう者は消すと宣言した」
 程なく響く乾いた銃声。少将の襟章が朱に染まる。
 この瞬間、ソロモン海域における勢力地図は、エゥーゴ第三艦隊の戦力では到底覆せないほどに、大きく塗り替えられたのであった。

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