若き鷹の羽ばたき

作:澄川 櫂

3.ヨークトン(1)

 宇宙暦0079年12月3日。第二連合艦隊に遅れること約一日で、僕らは宇宙そらに上がった。貨物艇の窓は小さな船体にふさわしい大きさで、眺望など望むべくもない。それでも、眼下で青く輝く地球はことのほか美しく、この星を守るために戦うのだという思いを新たにする。
 僕らの新たな配属先は、第117MS中隊と決まった。宇宙軍第38戦隊所属の巡洋艦、“ヨークトン”に配備された部隊だ。
 と言っても、過日の戦闘で壊滅的打撃を受けた同隊は、いまだ再編の途上にあるらしい。パウエル隊長曰く、「部隊名が変わるだけだよ」。
 無重力のふわふわした感じには、どうも慣れない。それでも、ポーカー好きのヤン曹長は相変わらず、乗り合わせた兵士達から巻き上げている——。

 ミハイル達を乗せた輸送艇は、宇宙基地ルナツーへ直進するルートから外れ、L—4寄りの進路を進んだ。敵パトロール艦隊の航行スケジュールを掴んでいるとはいえ、制宙権ぎりぎりの宙域を小さな船が一隻で航行するのは、さすがに心細いものがある。
 幸いにも、打ち上げから三時間の行程を敵と遭遇することなく消化した輸送艇は、ボール搭載艦“サスカトゥーン”の出迎えを受けた。そして、さらに二時間ほどの航海を経て、ようやくヨークトンとの合流を果たしたのだった。
 だが、彼らは乗艦まで一時間近くも待たされる事になった。先に合流していたコロンブス級補給艦からの、モビルスーツ受領作業が優先されたからである。
 自分たちが使うことになる機体の搬入とあっては、黙って待つよりほかはない。自ずと、船外の光景を観察する格好となった。
 改サラミス級MS母艦と呼ばれるヨークトンは、一年戦争初戦で大破したサラミス級巡洋艦の艦首部分を切り落とし、新造のMSカーゴブロックを接合して生まれた再生改造艦である。モビルスーツという新兵器の運用を模索する過程で生まれたその艦は、経緯さながらのいびつな姿をしている。
 片面三基、計六基のMSハッチを備えた艦首ブロックには、呆れたことに、武装と呼べる程の装備がなかった。代わって舷側、かつて指令指揮所があった位置に連装砲を据えつけているものの、非力な感は否めない。一見して、ひどくアンバランスな印象を受けるのだった。
 一方、僚艦のサスカトゥーンは、比較的オーソドックスなサラミス級の外観を保っていた。艦首上部甲板の単装砲一門を外し、モビルポッド“ボール”の搭載スペースとした他は、ミサイルランチャーを含めて残されている。舫いで繋がれた艦載機のボールは、作業用ポッドの頭頂部に大砲を載せただけの貧弱な代物だが、艦単体としての戦闘力ではこちらが上と思える。
 再生艦、という響きによる先入観が思わせることかもしれないが、自らが乗り込むヨークトンに、一抹の不安を拭えないミハイルである。
「あのジム、少し形が違いますね」
 リー小尉の声に、ミハイルは視線を転じた。元からのヨークトンの艦載機で、過日の戦闘を生き延びた二機のうちの一機が、彼らの乗る輸送艇のすぐ側で警戒任務に就いている。
 それは地上でミハイルが乗ったタイプと比べると、全体に直線的で、カッチリとした印象を受けた。バックパックにはたくさんのバーニアが付いている代わりに、サーベルの姿が見あたらない。
 ——いや、よく見れば、腰の後ろに二本を装備している。
「宙間戦闘用のランドセルに換装した機体のようだな」
 当りを付けるパウエル中尉に、
「あっちは新型ですかい?」
 ヤン曹長が赤い別の機体を指さす。
 生き残りのもう一機である“ガンキャノン”も、ジャブローで見たタイプとは異なる形状をしていた。特徴的な両肩のキヤノン砲は、今はバックパックに収納されており、遠目にはずんぐりした機体としか見えない。唯一、白く塗装された頭部が目に付く程度である。
 が、そこから伸びる二本のアンテナは、いかにも中距離支援型らしい、通信能力の高さを伺わせた。
「この機体で……」
 ミハイルの口から、思わずその言葉がこぼれた。
 眼前に浮かぶ二機のモビルスーツは、どちらも標準仕様のジムと比べれば、上等の部類に属すると思えた。そんな高性能な機体を易々と撃ち破った敵の力に、驚嘆すると同時に畏怖を覚える。が、一方で、四機をあえなく失った味方の不甲斐なさを腹立たしくも思うのだった。
 聞けば、ヨークトンと行動を共にしていた同型艦の“ワイバーン”は、艦載機をすべて墜され、宇宙の藻屑と消えたという。つまり、合計で十機ものモビルスーツを失ったことになる。あまりに腑抜けていやしないか?
 そんな思いがつい、言葉の端に滲んだのだろう。傍らに立つパウエルが、ほんの一瞬、鋭い視線をミハイルに向ける。が、口を開いたとき、彼は遠い目で宇宙を見つめているのだった。
「——機種転換の最中だったそうだ」
 静かな、いっそのんびりともいえる口調で語り始めるパウエル。不思議そうに降り仰ぐミハイルをよそに言葉を続ける。
「先行型の配備以来、支援の乏しい宇宙で戦い続けてきた彼らでも、慣れない機体では満足な戦闘はできなかったろうなぁ」
「しかし、どんな機体でも乗りこなすのが、パイロットの務めだと……」
「宇宙での戦闘は、地球のそれと大きく違う。まして、四肢のあるモビルスーツとくれば、そうそうシミュレーション通りには行かないさ」
 言われてミハイルは詰まった。確かに、戦闘機であれば飛ぶことに変わりはないし、格闘と言ってもたかが知れている。だが、モビルスーツは白兵戦をも視野に入れた兵器だ。敵と四つに組んで格闘することもあるかもしれない。
 ミハイルはふと、ジャブローでの戦いを思い返した。バランスを崩したドムの隙を突いて、ビーム・サーベルを立てた自分。重力の無い戦場で、果たしてあれと同じことができるだろうか。
「宇宙はジオンのホームグラウンドだ。モビルスーツでの戦いも、ジオンの方が長けている。性能だけがものをいう世界ではない。そのことを忘れるな」
 パウエルはミハイルだけではなく、一同に聞かせるようにして言った。

 ヨークトンのモビルスーツ・デッキは、想像していたよりもだいぶ機能的だった。艦の中央にメンテナンス・ベースが並んでおり、背中合わせに三機ずつ、計六機を収容できるようになっている。緊急時に即座に出撃できるようにだろう。上下開きのハッチは、各機体の正面に設置されていた。
 機体の足下からは、下部ハッチに向かってガイドレールが延びている。マウンターに足を載せたモビルスーツは、わずかに弧を描くレールによって、艦の正面を向く形で引き出されるというわけだ。
 今、そのデッキには、四機のジムが直立していた。うち三機はジャブローでミハイルが乗ったタイプだったが、一機だけ、先ほど艦外で見かけたのと同じ型の機体が混じっている。
『第三、第五ハッチ。デュラン機、コーレン機が着艦する。注意せよ』
 その放送は不意に、女性の声で響いた。戸惑う間もなく、ジムとガンキャノンが立て続けに姿を見せる。どちらも見事なアプローチで、ガイドレール上のフット・マウンターに一発着地を決めてみせるのだった。
 ヤンが思わず口を鳴らす。
『ほーう』
『やりますね』
 パウエルとリーも感心したようだったが、
『MSハッチ閉鎖! 機体冷却かかれ!』
 整備班長と思しき年輩の声が、それらのやりとりをかき消した。先ほどの女性のものとは比べものにならないほどの大音量で、ヘルメット内に轟く。メットの上から思わず耳元を押さえるミハイル。その間にも、着艦した二機は艦内へと引き込まれ、手早くハッチが閉じられてゆく。
『デッキ内、機密チェック完了。エアー注入』
『冷却、よし!』
『コクピット開放!』
 エアー充填完了を告げる緑色のランプが灯ると同時に、両機のコクピットが開かれる。何気なく手前のガンキャノンを見上げたミハイルは、そこから現れたレモンイエローのパイロットスーツに釘付けとなった。
 すらりとしたボディラインは、明らかに女性のものだ。一般の宇宙服に比べて、パイロットスーツは身体とのフィット感が高い。それ故、男性との体つきの違いが強調されており、久しく女性と縁の無かったミハイルには眩しく映る。
 コクピットハッチに手を突いて浮いた体を止めると、彼女はヘルメットを脱いだ。頭を軽く振って、大きく息を吐く。パイロットには似つかわしくない、柔らかな横顔。
 おそらくはミハイルと同年代なのだろう。若さを象徴するかのように、艶やかな茶色のショートヘアーがふわりと揺れた。
「モニカ、お疲れ!」
 赤い機体に取り付く若いメカマンが、親しげに彼女に声をかける。
「ありがとう、ロッド」
 差し出されたドリンクチューブを受け取って、彼女は笑った。その笑顔がまた、遠目にも眩しい。
「アルのやつ、どうしたんだ?」
「ブリッジから言伝てがあったみたい」
 バイザーを上げたミハイルの耳に、そんな会話が聞こえてくる。アル、というのは、どうやらジムのパイロットのようだ。視線を転じると、右手をハッチに添え、もう片方の手でメットの耳元を押さえるパイロットスーツが目に入った。口元の動きまでは判らないが、その様子から通信で会話しているのだろうと見当を付ける。
 と、
「モニカ!」
 不意にハッチを蹴ってこちらに流れるそのパイロットスーツが、ガンキヤノンの方に向かって呼びかけた。声の感じからすると、こちらもミハイルと同年代かと思われる。
「じゃ、また」
「ああ!」
 モニカと呼ばれた彼女もまた、ドリンクチューブをメカマンに渡してハッチを蹴った。見送るメカマンが空いた方の手でその踵を押す。勢いを得たレモン色のパイロットスーツは、忽ち先行する黄色のスーツに追い付くのだった。
「パウエル中尉ですね?」
 デッキに並んで降り立つや否や、男の方が尋ねた。パウエルが頷くと、二人は揃って踵を合わせる。
「第117MS中隊、アルバート・デュラン曹長です」
「同じく、モニカ・コーレン軍曹」
「リチャード・パウエルだ。ご苦労」
 敬礼に敬礼で応えて、パウエルが手を差し出す。そのときになって、ミハイルは彼らのスーツの胸元に貼られたワッペンが、連邦軍のものと少し違うことに気づいた。十文字であるべきところがコロニーを模した意匠となっていて、その右下に小さく「2」とある。
 当然、パウエルもそれに気付いていたが、そのことには触れず、別のことを言う。
「なかなかいい腕をしているな」
「いえ……」
 恐縮しながらその手を握り返すデュラン曹長。だが、すぐに表情を改めると、用件を続けた。
「中尉殿、早速ですが、艦長がお会いしたいと申しております」
「艦長が?」
「はい。艦長室までご案内いたします」
 唐突な話に、パウエルは正直、面食らった。着任の挨拶は早々に済ませておくのが望ましいのは確かだが、着いたそばから呼び出されるような真似をした覚えはない。とは言え、この艦を統べる人間からの呼び出しとあっては、まさか断るわけにもいかないだろう。
「……そうか。よろしく頼む」
 当惑しながらも頷くパウエル。が、彼がミハイル達に向かって口を開くよりも先に、
「皆さんは私に付いてきてください。居住区までお連れします」
 コーレン軍曹が、なぜか笑い混じりに皆へ言った。憮然とするパウエルだったが、すぐに思い直してヘルメットに手をかける。
 ところが、
「あ、メットはそのまま」
 パウエルのその動作を、デュラン曹長が押し止めるのだった。今度こそ不審顔で見つめるパウエルに、彼は澄まして続ける。
「近道しますので」
 その口元にはコーレン軍曹と同じ、意味ありげな笑みが浮かんでいた。

(ひょっとして、とんでもないふねなんじゃないか?)
 コーレン軍曹に先導されるミハイルは、胸中にそう呟いていた。一見、機能的に思えた新造ブロックの、裏側に潜んでいた構造的欠陥に。
 ヨークトンは良くも悪くもモビルスーツの運用に特化した造りとなっていた。全てにおいてモビルスーツが優先され、それ以外のものは押し並べて二の次、三の次とされている。
 その最たるものが、モビルスーツデッキと艦橋・艦尾ブロックを繋ぐ通路、つまり、今、彼等が通っているこの場所であった。
 艦首ブロックのうち、艦の中心線近くにある広いスペースは、その大部分がモビルスーツの整備・補修の為に割り当てられていた。人員が移動するための通路は、その合間を縫うように配されており、その幅たるや、すれ違うのがやっとという代物だ。
 唯一の救いは、これが一本だけではなく、右舷、左舷で線対象に二本、存在するということである。いくらかでも効率よく移動できるように、という趣旨なのだろう。ヨークトンでは緊急時を除き、右側一方通行と定められていた。
 デッキで左手の通路に掲げられた「進入禁止」の標識を見せられたときには、何かの冗談としか思えなかったが、いざこうして進んでみると、それが切実な問題から貼られたものと解る。
「……スクランブルの時はどうするんだ?」
 とは、リーの当然すぎる質問だったが、コーレン軍曹は実にあっけらかんと答えたものだ。
「その時は、外を行けばいいんです」
 こうして彼らは、デュラン曹長の言った「近道」が何であるかを知ったのだった。
「隊長も災難なことだぜ」
 ヤンはそう言って、パウエルの不運に同情したが、こちらの道が幸運であったかどうかは、実に疑わしい。
「ええい、くそ」
 後ろからヤンの何度目ともしれない呻きが聞こえる。無重力に不慣れな曹長が、またしても天井に背中をぶつけたのだ。
 通路の幅が幅だけに、リフトグリップなる便利なものは、当然のごとく設けられていなかった。よって、ここを通り抜けようとする者は、例外無く宙を流れて行かねばならぬ。
 無重力空間を好きに移動するというのは、案外と難しい。いったん流れ出したら、何かに当たるまで止まらないのだから。
 前を行くコーレン軍曹は、全身を器用に使ってずんずんと進んで行く。が、宇宙に出て間もないミハイル達は、そうは行かない。不意に現れる天井の出っ張りを、冷や冷やしながらやり過ごす。
 嫌らしいことに、急造のツケを払う形で増設されたダクトやらなにやらが、予告なく通路にはみ出しているのだった。最低限の緩衝材は巻かれているが、ぶつかればやっぱり痛い。「慣れるまではメット被った方が安全ですよ」という彼女の言葉に、嘘はなかったわけだ。
 ミハイルは右手に持ったものに、視線を落とした。ウインチを内蔵した小型のワイヤーガン。艦内の必需品として、デッキで渡されたものだ。今のところはまだ、これを使う機会に巡り会っていないが、この調子だと遠からず使うことになるのだろう。
「段差、気を付けてくださいね」
「えっ?」
 不意に聞こえたその声に、ミハイルが顔を上げたときには既に遅かった。ラバーチューブの束を見たと思った瞬間、額に衝撃を感じる。
 その場で後方にくるりとでんぐり返ったミハイルは、弾みで今度は後頭部をぶつけてしまう。右手で頭を押さえながらも、辛うじて左手にチューブを掴んだことで、回転の呪縛からは逃れたが、我ながらみっともないことこの上ない。
「……くっそー」
 心底恨めしく、涙目でチューブを見やるミハイル。と、くすくすと笑う声が聞こえた。
 視線を前方に戻すと、通路の角のところに立ったコーレン軍曹が、口元に手を当ててこちらを向いている。その表情から察するに、どうやら一部始終をしっかと見られたらしい。ミハイルは真っ赤になった。
 穴があったら入りたい。でも、そんな穴はどこにもない。何でない? いや、あったら空気が抜けるか。それは困る。……て、僕はなにを考えてるんだ?
「ほれ、ミハイル」
 宙に漂っていた彼のワイヤーガンを、ヤンが押しやってくれた。そそくさと受け取るミハイルだったが、幸い、ヤンがそれを不審に思った様子はない。
「やれやれ。嬢ちゃん、ようやく到着かい?」
 背中をさすりながら、ヤンは軍曹に問いかけた。ことさらに「嬢ちゃん」などという表現を用いたのは、ミハイルほどではないにしろ、自身の醜態を恥じているからだろう。先ほど頭に受けた衝撃で正確な数は飛んでしまったが、ヤンは彼より遙かに多くの痣を拵えているはずだ。
「はい、ここを乗り切ればすぐ」
 そんな二人の心情を知ってか知らずか、彼女はいたずらっぽく笑った。聞きようによっては皮肉とも取れる応えだが、それと感じさせないのは、口調が軽やかで闊達としているからだろうか。
「接合部だけ一本道になってるんですよ、この艦。広さは十分なんですけど、見通しが悪くって」
 コーレン軍曹は言って、一同の視線を艦の中心線に向かって延びる道の奥へと促した。まっすぐに反対側と結ばれる通路の真ん中に、艦尾方向を目指す道がぽっかりと口を開けている。直角九十度の、見事なまでのT地路。
「あそこに手すりが見えるでしょう?」
 彼女が言うように、Tの横棒と縦棒が交わる位置にある床と天井に、それぞれ二本ずつ手すりが設けられている。まさかと顔を向ける一同に、
「あれで体を止めて、これを撃つんです」
 案の定、彼女は腰にぶら下げたワイヤーガンを叩いてみせるのだった。
「でも、あのランプが赤の時は、誰か向こうから撃ってくるかもしれないから、注意して下さいね」
「……今度は信号かよ」
「あっちにも同じものがあるんで、ここを通るときは必ず、このボタンを押してから進んで下さい。こんな風に」
 言うが早いか、コーレン軍曹は壁際にあるボタンを押して床を蹴った。宙で体をひねって逆さになり、天井の手すりにつま先を引っかけると、ワイヤーガンを引き寄せ、艦尾方面に向けて放つ。ワイヤーがピンと張ったと思えた直後、彼女の体は、ワイヤーにたぐり寄せられながら通路の奥へと消えていった。
「……少尉。軍艦てのは、こんなにも複雑な造りをしてるもんなんですかい?」
 しばらくして、ヤンが口を開いた。元々戦車乗りだった彼は、これまで軍艦というものに乗った経験がない。
「いや……」
 宇宙艦に乗り慣れているはずのリーは、だが、ヤンの問いに頭を振って嘆息する。
「トラファルガー級でも、ここまでひどくはなかった」
 “浮かぶ迷路”と称されたかつての宇宙戦闘空母を引き合いに、呆れ果てた表情で呟く少尉。その言葉に、ミハイルとヤンは顔を見合わせると、揃って深いため息をついた。

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