星のしっぽを捕まえて

作詞:澄川 櫂

腕を伸ばして月を握れば
掌からこぼれる星のシャワー
降り注ぐ光は柔らかく
僕らをほんのり染めて行くよ

銀のしずく 金のしずく
流れるしずくは星の想い
両手でお椀を作っても
すぐに溢れて収まらないね

どうせ抱えきれないのなら
体いっぱい受け止めて
天の河めがけて飛び立とう

星のしっぽを捕まえて
風に乗って夜空を駆けるよ
明日のことなんか分からない
だから今宵を目一杯楽しもう

腕を広げて空を仰げば
月夜に揺れる星のカーテン
たなびく光は温かく
僕らをそっと包んでくれるね

銀のしずく 金のしずく
揺れるしずくは星の願い
両手で水面みなもをすくっても
すぐに溢れて輝きだすよ

どうせ抱えきれないのなら
思い切って飛び込んで
波間に浮かぶ月を目指そう

星のしっぽを捕まえて
風に乗ってどこまでも行くよ
明日はいつだってやって来る
心おきなく今宵を楽しもう

星のかけらは想いのかけら
またたく光は願いのかたち
夜空に網を投げ入れたって
編み目をすり抜け流れ出す
欲張ったらいけないよ
でも、諦めないで追いかけて
一つ一つを忘れずに
胸にいだいて心を開けて……

星のしっぽを捕まえて
風に乗って夜空を駆けるよ
明日のことなんか分からない
だから今宵を目一杯楽しもう

星のしっぽを捕まえて
風に乗ってどこまでも行くよ
明日はいつだってやって来る
心おきなく今宵を楽しもう

星のかけらを集めたら……
宇宙そらに流れる想いはほうき星
そうさ願えばきっと叶うから